英語よりプログラムをやる方が得なのか?
本屋に行ってもネットでも英語の教材や宣伝はうんざりするほどある。
にも拘らず日本人の九割に英語は要らない。
これは英語教材を売りたい業界にとっては不都合な真実だ。
私の知人で時々海外に出張する人がいるがその人ですら英語も他の外国語も話せない。取引先が日本語を話せるスタッフを抱えているので英語を話す必要がないからだ。
アメリカのベストセラー本だってヒットドラマだって早ければ1年以内に日本語に訳される。
しかも翻訳の精度は高い。アメリカに渡る日本人がいないに等しい明治時代ではあるまいし。日英に堪能な人は星の数ほどいる時代なので、素人が頑張って原書で読むより翻訳で読んだ方がはるかに内容を楽しめる。
確かにまれに日本語訳がひどくて英語で読んだ方がわかりやすいという小説もあるが、そこまでして読まないといけない小説はない。
このブログは英語学習の情報を提供しているが、英語業界の片棒を担ぐ気はない。
むしろ、英語学習に貴重な時間とお金を投資する事なんか一刻も早くやめて、好きな趣味にリソースを投資する事を強く勧める。
日本人にとって英語が必要だとしたら受験英語くらいだ。それですらまともな参考書1冊を10回くらい繰り返せば高偏差値の大学ですら突破できる。
海外に行く度に思うのは世界的に見て日本は本当にいい国だという事だ。
もちろん日本は地上の楽園ではない。社会的な問題も山ほど抱えている。
それでも日本の抱える諸問題は他の国に比べたらなんとかなるレベルだ。日本にだけいるとそう思わないが外国に行くと理屈を飛び越えてそれを感じる。
英語にお金をかけて何年も勉強するくらいなら、シングルボードコンピュータの言語を勉強した方が絶対お得だ。
英語の勉強なんて英検2級レベルを使いこなせるようになったら十分で後は実際に外国人と話すしかない。
英検2級合格と使いこなせるのはもちろん別だが、英検の問題集で9割以上正解できるならOKだ。
語学は実地で使わないと上達しないし、使う機会がないならそもそも必要がないのである。
ジャスティスリーグvsティーンタイタンズ!
ジャスティスリーグとティーンタイタンズが激突するというTTファンの私からしたら夢のような長編アニメ。
相変わらず日本語版については”いつ”出るのか以前に出るのかすら怪しい。
ブルーレイなら輸入版でも見られるし、値段もアマゾンなら2千円前後で買えるしで思い切って買ってみた。
英語音声のみでどれくらい理解できるかはわからなかったが、ティーンタイタンズGOの内容が英語で十分理解できているからいけると踏んだ。
で、感想。
まず英語に関してはティーンタイタンズGOが大丈夫なら、これもいける。英語字幕を付けられるから、聞き取れないところはそれで確認できる。
作品について言うなら、全編に渡って”これじゃない”感が満載だった。
まずレイブンの声がタラ・ストロングじゃない。他のタイタンズメンバーもアニメ版とは違うキャスト。
これはどうもジャスティスリーグが主役でタイタンズは脇役だからかと思いきや、JSLの方が脇役扱いで主人公はレイブンとロビンだった。
でもロビンがバットマンの息子のダミアンで、本家タイタンズのロビンは既にナイトウィングとして独立してるんだよなぁ。
以降はネタバレありの感想になる。
冒頭は長編DCアニメ恒例の既にクライマックスな状況のアクションからスタートする。
JSLvsTTの冒頭ゲストはなんとリージョンオブドゥーム!
あのリージョンオブドゥームですよ!
ティーンタイタンズの長編として見ていたので、この時点で既に笑いそうになる。ロビンのせいだぞ(笑)
JSLvsTTはあくまでシリアステイストなので、かっこいい戦闘シーンが続くだけ。
反抗期まっさかりのロビン(ダミアン)がJSLの言うことを聞かないので反省しなさいと、タイタンズに預けられる。
でもナイトウィングはもうタイタンズを卒業していて、スターファイアがリーダーになっている。
ロビンは他のメンバーとぶつかりながらもやがてチームの一員として自覚を持ち始め、最後はタイタンズのメンバーとして活躍していくのであった。
あまりあらずじを詳しく書く気も起きない。
アニメとしては絵も動きもきれいで、日本のアニメはもうアメリカのアニメに負けるかもなと思うくらいなんだがなぁ。
もっとティーンタイタンズらしい長編を作ってよ、ワーブラさん!
既に書いたように、これじゃない感が最後までずっと続く。
あのJSLを脇役にまでしたのに、作品がティーンタイタンズらしくない。
メンバーも全然らしくない。スターファイアとビーストボーイがかろうじてそれっぽい程度だ。
サイボーグは作品によってはJSLとTTのそれぞれ所属しているから二つのチームをつなぐ橋渡しに使えるのに、その設定をうまくいかせてない。もったいなさ過ぎる。
JSLとTTがついに対峙するシーンで、サイボーグが「俺はタイタンズにつくぜ。Boo Yhaaa!」と言い出して、ビーストボーイが「おかえり、dude」くらい言うのかと思いきやそういうのもなし。
この作品ではビーストボーイとレイブンも特に恋人設定でもなくなってる。
タイタンズがピンチになったらナイトウィングがメンバーを助けにロビンとして戻って来て、「タイタンズGO!」と指揮する展開を私は最後まで期待していた。
アメリカではタイタンズメンバーではレイブンが一番人気らしくて、この作品でもレイブンと父親のトライゴンがメインストーリーなんだがその話が盛り上がりにかける。
大魔王トライゴン相手にスーパーマンもバットマンも全くいいとこなし。
トライゴンの手に落ちて操られるくらいならと、バットマンが自分に神経毒まで打って抵抗するところは忍者スピリット全開でかっこよかったが。
せっかく長編でティーンタイタンズなんだから、もっとお祭り感が欲しかった。
JSLたち大人ヒーローが魔神ダークサイドに協力を要請してトライゴンVSダークサイドという恐ろしい対決が始まるのを、ティーンタイタンズを中心にティーンヒーロー&ティーンヴィランが力を集結させて止めるくらい無茶な展開で丁度いい。
それだとヤングジャスティスか。
エンディングロールの途中で次回作につながるらしきシーンが挟んであるが、タイタンズタワーに向かって飛んでくるマスクをしたヒロインが誰かわからなかった。
スターガールかワンダーガール(カサンドラ)と思ったがあれはテラなんだろう。
ところで、特典映像としてなぜかバットマンのキリングジョークの制作陣による裏話が10分収録されている。
私としてはタラ・ストロングが写っている以外に見所無しだった。
この制作裏話を見る範囲ではスタッフが相当気合いを入れて作ったようで「原作の再現にこだわった。そのためならPG13指定を超えても気にしないでいく」的な事を言ってたみたいだが正確に聞き取れなかった。
アニメ版キリングジョークは見てないがその出来を買って確かめる度胸はない。それを買うならアサルトオンアーカムを買う。
でもやっぱり次に買うならジャスティスリーグWarでしょう。
シャザーーーム!
リスニングの練習に向いてる教材とは
国際線のサービスにあるAudio Bookが聞きやすかったのはなぜなのか?
旅行から帰ってAmazonでそのAudio Bookを探してもなかった。機内サービス専用のものらしい。
それと1冊の本を音声にした場合はたいてい3時間くらいの長さになるようだが、機内で聞いたAudio Bookはどれも1時間の長さだった。
機内サービスのAudio Bookはおそらく朗読用に書き直した脚本をナレーターが読んでいたからに違いない。
Graded Readersの音声はナレーターが次から次へと途切れなく文章を読むから聞き取れなかった単語に少しでも気を取られると、その僅かな間でも話が進んでしまってその度に戻る羽目になる。
機内サービスのAudio Bookではナレーターが間を置きながらもっとゆっくり読んでいた。
読み戻るのは苦痛ではないが、秒単位で戻って聞き直するのはものすごく面倒である。
日本語の朗読の速度はどうなのかとネットでサンプル版を聞いてみたがそれほど早くない。Graded Readersの朗読にはゆっくり過ぎるものもあるがそれはそれで聞きづらい。
また機内サービスのAudio Bookは1章が10分程度で区切られていた。
集中して聞くにはひとまとまりとして適当な長さだ。
読むことは自分のペースで取り組めても聞くことは発話者のペースに合わせる必要がある。
日本語でも文章なら30分くらい集中して読めても、30分間集中して聞くとなると相当疲れる。
リスニング用に向いている教材の条件
1.10~15分で完結しているもの
2.会話形式で2人が交互に喋っているもの
3.書いた文章を淡々と読み上げているものは避ける
4.聞き取れなかった時に確認できる英語字幕かスクリプトがあるもの(音を拾う練習には日本語訳はない方がいい)
友人が3ヶ月で外国語を習得した方法
友人が台湾旅行に行ったので向こうの英語事情を聞いた。
街には語学学校の宣伝があふれていたそうだ。
特に台北駅周辺で語学学校の看板をよく見たという。
そのせいかショップの店員やホテルのスタッフはだいたい日本語か英語が話せるらしい。
人工知能のおかげで成長めざましいGoogle翻訳によると、他の学校よりも我が校はイケてますという広告。
英語をやれば世界に飛び出せるという広告。
友人は中国語が話せる。
かつて10代にして中国茶にはまった友人はいつか中国に行きたいと大昔に中国語を勉強したそうだ。
しかし発音の難しさにあっさり挫折したと本人は言う。
それでも今回の台湾旅行では中国語を使う羽目になったらしい。
旅行中に料理店とタクシーの利用は不可避だったそうだが、店員も運転手も中国語しかできない。
頑張って英語で話しかけても、中国語で返してくる。
それで友人も思わず中国語が口から出たという。
「なんだよ喋れるんじゃないか」と私が言えば「いや、もう10年以上何もやってなかった」と友人は答えた。
10年以上やってなくてもとっさに単語が出るならそれは喋れると言う事だ。
そこで友人にどんな勉強をしたのか聞いた。
「だから3ヶ月で挫折したよ。まぁ、旅行会話集は丸ごと1冊暗記したな。それと中国人の留学生に頼んで発音のチェックはやった。覚えたフレーズを留学生に発音して、理解されるかどうか何回も試した」
3ヶ月で本を1冊丸暗記した?
「やったよ。今は無理だな。あの時はまだ10代だったからな」
友人はそう言うと遠い目をする。
「言ってることを全部聞き取れなくても、知ってるフレーズから推測できた。こっちが中国語の単語で返事したら通じた。買い物やタクシーで使う単語は決まってるからな」
友人のやった事を会話と見なすのか連想ゲームと呼ぶのかは読者の判断に委ねる。
だがランゲージエクスチェンジで話した中国人が「日本人留学生の話す中国語は全く理解できない。中国語の文章は正しく書けるのになんであんなに発音がひどいのかわからない」と言っていた。
それから考えれば友人は3ヶ月で挫折したにしては十分な成果だ。
会話に特化して考えるなら、文法の勉強に時間を投資するよりフレーズの丸暗記に走るべし。
そして微課金推奨のこのブログが勧めるフレーズ集はもちろんNHKの基礎英語である。
文法マニアという寄り道
思い出すと愚痴や不満ばかり出てくるランゲージエクスチェンジだが、反面教師的な意味では得た教訓は多かった。
その一つに”文法マニアになるなかれ”がある。
自国に住んだまま熱心に外国語を勉強している人が陥ってしまう暗黒面が文法マニアだ。
もし英語圏の国に住みながら英語の勉強にはまり込み過ぎても周りのネイティブスピーカーから面倒がられるだけなので、ある時点でフィードバックがかかって無駄な事をしていると気づくはずだ。
日本に住んでる外国人とランゲージエクスチェンジをした事もあるが、その外国人は日本人が普段気にしないような日本語の細かい文法規則にこだわっていた。
それによって日本人からは敬遠されているようだった。
そう言いながら私も時々”語学マニア”になりそうになる。
ネイティブならこう言う的な売り文句に騙されて、もう既に誰も使ってないような英語の言い回しをそうと知らずに必死に覚えた。
そしてランゲージエクスチェンジで知り合った外国人に使ってポカーンとされた事もある。
最近もInhumanという単語が「超人的」という意味だけでなく、「非人道的」というニュアンスもある事を辞書で知った。
Inhuman treatmentで「非人道的処遇」である。
「つまりエージェント・オブ・シールドのインヒューマンズたちは差別的な蔑称をあえて名乗ってるのか!」と思わず膝を打った。
こういうマニアックな用例をたくさん知っても英語は上達しないのだ。
語学に近道はないが脇道は常にある。
”文法マニアになるなかれ”だ。
台湾で能年玲奈に遭遇
友人が台湾に遊びに行くというので何か英語に関するネタを拾ってきてくれと頼んでおいた。
帰国して撮った写真を見せてくれたのだがそこに女の子の写真があった。
台湾のかわいい女の子をつい撮ってしまったのかと思ったら違った。
台湾の空港に着いたら、報道陣やファンらしき人々が到着ロビーにいるので有名人が来るのかと彼も待っていたそうだ。
そこに来たのがこの人である。
これ能年玲奈ですよね?
能年玲奈、いや芸名変えたから”のん”だ。
取材とファンに囲まれて姿が見えない”のん”氏。
観光に行ってかわいい芸能人に遭遇できるなんて羨ましい。
「人だかりが多くてこの人には全然近づけなかった。スマホだからズームにすると画像が荒くて」と友人は残念そうに言う。
だが写真を取りながらも友人は誰を撮っているのかわかってないのであった。
友人は中国茶が好きで茶葉を買うのも目的だったらしい。
それでガイドブック片手に永康街という所で茶の専門店をまわっていたら、王徳傳という店を見つけたそうだ。
友人が言うには「持っていたガイドブックには載ってなかった。空港で芸能人に会ったのと同じレベルの幸運だった」そうだ。
ところで台湾では英語がだいたい通じるとのこと。
その芸能人級のお茶屋で友人の英語がどのくらい通じたのか気になったが、店員が日本語で対応してくれたという。
かわいい女子店員さんと中国茶の話ができて楽しかったらしい。
”Alien Alert in Seattle"Gina D. B. Clemen
”Alien Alert in Seattle"
Gina D. B. Clemen
アメリカでUFOが目撃されニュースはその話題で持ちきり。
そんな中、高校生のカレンは学校に新しく赴任してきた教師がどんな人かの方に興味があった。
だが新任教師は極めて奇妙な男で、もしかすると彼はニュースでも話題のUFOに乗って来たエイリアンではないかとカレンは疑い始める。
同級生のバーバラ、ウォルターと共にその謎の教師の正体を探ることにしたカレンは思いもかけない真実に遭遇する事になる。
長さは50分。
声優とキャラの性別は一致している。
謎の教師がエイリアンなのかまさかそんなわけはないのか、それが話の中心のSFなのだが途中でカレンたちの人生を揺るがす青春ものに話が展開する。
50分という短編にも関わらず脇役が実は主役だった的なドンでん返しを見事に決めてくるので、英語の勉強のために聞いてる事を忘れてしまった。
この作品の最大の謎はほぼ同じ内容の朗読が存在しているらしい事。
それが別のRetold(簡易)版なのか、たんなるパクリなのかは不明。
そっちのタイトルは"Alien at School"だ。
もしかするとそちらが本家なのかもしれない。