微課金スマホゲーマーがお金かけずにTOEIC800点を取れた話

アメコミのための英語か、英語のためのアメコミか。TOEIC後の英語の勉強の仕方についてのブログ

100万語多読に挑戦! そして、その結末

 多読というのは、100万語分の英文を読めば誰でもペーパーバックを読めるようになるという英語の学習法である。


 この方法の良いところは

 1.興味がない本は読まなくていい

 2.難しいと感じたら読まなくていい

 3.辞書でいちいち調べなくていい


 つまり、面白い簡単な本を辞書無しで読みまくればいつの間にか英語のリーディングが上達していくという画期的な方法で、100万語に達成するまでに約10万円かかる以外は欠点が見あたらない(後で多読学習法には、英単語の発音の習得についての問題点がある事がわかるのだが)。
 10万円は微課金とはいえないが、ネットで調べたら100万語読むにはだいたい1年から2年はかかる事がわかった。
 とすると、2年で10万円なら1ヶ月にかかるのは4千円ちょっと。微課金といえなくもない。

 既に100万語達成した人達がおすすめの本をリストにしてくれているので、それを参考にして本を買った。

 

 レベルに合わせて語彙と表現が制限されているのにGraded Readersの小冊子というのは良くできていて、英語で文章を読むことが楽しいと思わせてくれる。

 レベル3、4までは特に苦労もなくたどり着いていしまった。

 

 だがある程度レベルがあがってくると、どんな面白いゲームですらレベル上げがマンネリ化して苦痛になってくる。

 経験値のために仕方なくやっている時期が必ず訪れる。
 多読もレベル5辺りで行き詰まりだした。


 使われる語彙や文法の難易度も上がっているのもあった。

 しかも1冊が厚いので読み終わった時の達成感を得られるまでにかかる日数が増えて、やる気も下がった。

 

 TOEICで高得点を取っていてもGraded Readersのレベル5、6で読み進まなくなった言い訳をすれば、TOEICの問題文を読んで答えを探す作業と小説を読んで情景を把握する作業は別なのである。
 だからTOEICなんてやっても役に立たないと、TOEIC否定派からここぞとばかりに言われてしまうだろう。

 

 字数を稼ぎたいのに、選べるのが古典名作とかで読みたい本がなくなってくる。日本語でもそうだが、興味がないといくら読んでも内容が頭に入ってこないものだ。
 ついには全く読まない月が出てきてしまった。

 私が挫折しそうになりながらも100万語まで到達できたのは、他の多読を実践している人の感想や悩みをネットで読んだのが大きかった。

 

 結局1年半かかって100万語を達成。

 それでペーパーバックがすらすら読めるようにはさすがにならなかったが、英文を読む事への苦手意識は完全に払拭できた。

 それにリーディングスキルだけでなく、行き詰まったら一度レベルを落として、再度上のレベルを試して突破する戦略を習得できた(まさにゲームの攻略と同じ)。

 

 多読は本当にオススメ。