多読と多聴は別物である
100万語多読による英語のリーディング上達が驚くほどだったため、これを応用して100万語多聴をやればリスニングでも効果があるに違いないと考えた。
Graded Readersを朗読したCDがあるわけだから、それを聴けば字数も数えられる。いちいち字数を気にしなくても、100冊ほど聴けば100万語分になるだろうし。
なんだよ英語の勉強なんて悩む事なんかないじゃないか。
Take it easy,bro. HAHAHAHAHA.
で、実際に試したところ見事に挫折した。
Don't worry,bro. HAHAHAHAHA.....
多聴と多読がこんなに違うとはな。
言い訳がましい事を書く。
国際線の飛行機では音楽や映画が楽しめるのだがその中にAudio Bookもある。
国際線に乗った時に英語のAudioBookを聞いて理解できたので、Graded Readersの朗読くらい楽勝だと思っていた。
それがどっこい多聴が続かないのだ。
それでもある程度試さないと効果も何もあるわけがない。頑張って14時間分は聞いた。
だがElementary levelの朗読ですら集中力が保てなかった。
そもそも頑張ってる時点で既に多読のような無理せず英語に馴染むというアプローチではなくなっている。
多聴を止めたくなってしまった理由は色々あるが、一番ダメだった理由は”声”だ。
発音ではなく声である。
私が聞いた朗読のほとんどは一人のナレーターが全ての登場人物を演じていた。つまり、男のナレーターが女キャラも声音を変えて演じるのだ。
無理。
全く内容を楽しめない。
三人のキャラがクロストークを始めると誰がどの台詞を話しているのかすぐにわからなくなる。
探してみると複数の声優が演じてくれている朗読もあるのだが数が少ない。
それにそれが一人で朗読されたものか複数によるものか、買う段階でパッと見にわからないのだ。
結論。
Graded Readersの朗読を聞くなら、YoutubeでBBC News Reviewを繰り返し視聴した方がましである。
いやましどころかはるかに英語が上達する。