アニメ版ジャスティスリーグ・ダークの感想
英語の勉強のためにアマゾンで海外版のブルーレイを買ったつもりが再生してみたら英語だけでなく日本語の字幕も選択できた。
残酷描写ありのR指定なので20代の視聴者を想定しているからか、使われている英語が他のアニメ版ジャスティスリーグよりも難しい。
1巡目の視聴ではアニメ版ジャスティスリーグ”War”の時ほど聞き取れなかった。
こういう時は日本語字幕があるのはありがたい.
特典映像にまで日本語字幕がついているでどうしても楽をして日本語で見たくなる。
いかん、いかん。
内容の方は原作のコミック版JLDのファン過ぎて、アニメ版の方はしっくりこなかった。
といいながら英語が聞き取れなかったので、英語字幕つきで2巡目の視聴をしているとこれもありかなと思い初めてるのだが。
原作のJLDと比べなければ、エトリガンファンの私としては楽しめる。
むしろエトリガンが出てるから買ったくらいだ。
それにしても、コミック版のメンバー7人のうち4人が省かれて別のメンバーになってるのはどうなんだ監督。
コミック版Vol1ではチームプレイ嫌いのメンバーをマダム・ザナドウがリーダーとして最後まで苦労してまとめているのに、アニメ版ではあっさり協力し過ぎ。
それぞれのメンバーが「コンスタンティンとは組みたくねえよ」と言っていても、芸人のやる「押すなよ、絶対押すなよ!」というフリにしかなってない。
アニメ版は人望のあるバットマンが成り行き的にチームリーダーのようでいて、人望がないはずのコンスタンティンがふつうに仕切って話が進んでいくのもなんだかご都合主義で気に入らない。
作中でバットマンが魔術展開についていけず「うむむ」と事ある毎にうなっているが、見ているこっちもうなりたくなった。
コミック版との相違を言えば、幽体離脱体質のマインドワープが出てこないのはこちらも彼には思い入れがないのでいいとしても、意志を持つ不思議なマントの使い手シェードの落選が納得いかない。
メガマントをアニメで見たかったのだが、描写が複雑すぎるのか。
怖かわいい担当のエンチャントレスを落選させて、どっから引っ張ってきたのかブラックオーキッドという女子メンバーを入れてるのもわけわからず。
特典映像ではメイキングも収録されているのだがそれを見ても、なぜマダム・ザナドウやエンチャントレスを外してまでブラックオーキッドなのかは解せなかった。
大自然の守護者スワンプシングが入っているのはDCコミックの歴史的にコンスタンティンとつながりがあるかららしい。
それにしては大自然の守護者を噛ませ犬扱いでいいのか?
JLD好きだから見ていて楽しいんだがどうにも後味が良くない。
あのダークサイドが侵略して来るよりも被害が大きいとしか思えないほど街が壊滅している。
後遺症的にはジャスティスリーグ”War”のダークサイドを軽く越えてる。
コンスタンティンがザターナに「魂を汚さないために殺しだけはやってはいけない!」と叫んでるが、お前がヘマしたせいで一般市民が互いに殺し合ってるんだよ!と突っ込みたくてしょうがない。
コンスタンティンを地獄にでも封印しておいて、バットマンとエトリガンで魔王を処理していれば被害はもっと少なくてすんだであろう。
結論。
悪の魔王よりもジョン・コンスタンティンの方がはるかにヤバイ奴である。
そして、ジャスティスリーグ・ダーク。
おまえらはスーサイド・スクワッドよりもダークだ。
そのうちロビンが率いる方のリージョン・オブ・ドゥームが同盟を申し込みに来るだろう。 awesomefeliciaday.hatenablog.com