第47話 良いと思ったものはだいたい他人とかぶっている Night valeへようこそ
TED talkを聞きとれるようになってくると、俺ってネイティブ並みに英語ができるんじゃないか!と勘違いしてしまう。 そして海外ドラマを見て全然分からなくて落ち込む。
良いんじゃないかな、こういう勘違い。
語学なんか良い勘違いなくして上達なしだ。
英語のネイティブスピーカー同士の会話に慣れるには、やっぱりアメリカの語学学校に行くしかないんだ!
そろそろ止めようか、そういう勘違い。
アメリカ人が日常生活で使う生の英語に触れたいならAmazon.comのレビューかYoutubeのVlogです。
留学するなら、あれをすらすら理解できるようになってから、アメリカかカナダの料理教室かクラフト教室にでも通った方がはるか効果がある。
最近、Youtubeでアメリカ人がアメリカ人向けにやってるブックレビューをネイティブスピーカーの英語に慣れる教材にしている。
既に知ってる情報を英語で聞くのに比べて、未知の情報を英語で理解しようとするとハードル上がる。
アメリカ人の日常的な英語に慣れる教材としては、自分が内容を知ってる小説や映画の英語レビューの方がハードルは下がる。
ジブリアニメを聞き取りやすい英語でレビューしてくれているアメリカ人女子。
このYoutuberは見た目がもろアジア系なのでアメリカ人なのにアメリカで「何国人?」と聞かれることについての話など、ブックレビュー以外の話題も面白い。
英語で小説のブックレビューを聞くのをやり始めた頃は10分程度のブックレビューでも1度聞いただけでは、小説のあらすじすら聞き取れなかった。
あらすじどころか登場人物すら把握できない。
しかし、語学学習の王道は繰り返しだけはあって、2回目は必ず初回よりも拾える単語やフレーズが増えている。
慣れてくると全く知らない小説のブックレビューですら英語で内容がつかめるようになってくる。
そんな中、Welcome to night valeが面白いというレビューがあった。
小説版Welcome to night valeはPodcast版をノベライズしたものでYoutubeにもあるというのでさっそく試した。
これが面白い。
どこかにあるNight vale村のローカル放送というスタンスで、村で起きる不思議な出来事をお知らせしてくれる。
面白いんだが、内容が不思議な出来事なだけに、自分が聞いた英語を誤解して不可解な話になってるのか分からなくなる事がある。
Amazon.comのレビューでもNight valeの世界にどっぷり漬かった奇妙なレビューがあって笑ってしまった。
これで英語を勉強するって記事をブログに書いたらいいかも!と思ったのだが、少し検索しただけで同様の日本語記事がいくつかあった。
しかも、かなり前から日本でもWelcome to night valeは有名らしく、それを自分が知らなかっただけという恥ずかしいオチになった。
でも良いんです。
John Maedaも「医者や弁護士じゃないなら、失敗しても問題ない」と言ってるから。
だいたい知らなかったのは恥でも、失敗ではないしな。
恥と失敗なくして、語学もブログも向上なし。
聞き取りやすい英語でWelcome to night valeをレビューしてくれている英語のネイティブスピーカー様たち。